消費者金融の歴史
90年代にピークを迎え、2000年を越える頃から市場規模が減少している消費者金融。かつては「サラ金」とも言われていましたがこれまでどのような歴史をたどってきたのでしょうか。
消費者金融のルーツとなるビジネスは1960年代に誕生したと言われています。物を媒介に融資する質屋から人の信用を媒介に融資する形へと融資体系が変化したことが大きな要因でした。
70年代後半から80年代に入ると「サラ金」という名称が定着し、市場規模が拡大していきました。さまざまな業者が参入し、激しい競争が繰り広げられたのもこの頃です。また浸透度がアップしたことによって批判の声もあがるようになりました。
大きな曲がり角になったのが83年。金利の上限が大幅に引き下げられたことから破綻に追い込まれる企業が続出。この時期に淘汰が進んだことで現在わたしたちが知る大手企業だけが生き残る状況になりました。
そして90年代、バブル景気が崩壊したことによって資金繰りが悪化するケースが続出。個人経営者を筆頭に多くの人が消費者金融を利用するようになりました。それによって市場規模は大幅に拡大、テレビCMを積極的に行うようになり、かつての暗いイメージからおしゃれで便利なイメージへ変貌することに成功しました。90年代後半には上場する企業も続出しています。
しかし、2000年を越えるあたりから強引な取立てなどが問題となったほか、グレーゾーン金利の撤廃による過払いの発生など逆風が吹きはじめ、一部の企業は銀行の傘下に入るなど再編の動きが加速化しています。
今では1000万人以上が利用しているとも言われる消費者金融。これからもわたしたちにとって身近な存在として歴史を刻んでいくことでしょう。